住民活動支援施設_8月3日の現場
住民活動支援施設の定例会議に行ってきました。
現場の状況です。
壁にも断熱材が充填されました。
次世代省エネ基準をクリアできる断熱性能を確保しています。
こば
2011.08.05
神戸を中心に、住まいづくり・まちづくりのお手伝いをしています
自治会館
住民活動支援施設の定例会議に行ってきました。
現場の状況です。
壁にも断熱材が充填されました。
次世代省エネ基準をクリアできる断熱性能を確保しています。
こば
2011.08.05
毎週水曜日は、馬瀬の住民支援施設の現場定例会議です。
ということで、今週も行ってきました。
内部では、床下の断熱材を大工さんが施工されていました。
大会議室のエアコンが取り付けられていました。ずいぶん立派なエアコンです…
震災の影響で、エアコンが入ってくるのか心配されましたが、屋内機は無事に入ってきました。
屋外機も8月末には入るそうです。
現場で面白いものを発見。その名も「筋違くん」
これをつかえば、ひとりで筋交いの型取りができるそうです。
大工さんいわく、便利とのこと。
現場ではいろいろ楽しい道具に出会うことがあります。
こば
2010.07.21
7月12日(火)、夕方5時から建物の上棟式および建物の説明会を行いました。
当初は、とくに上棟式は行わない予定でしたが、馬瀬の方々のご希望で急きょ、上棟式を行うこととなりました。
上棟式では、施工者のくまだ建工社の社長さんに祝詞をあげていただき、みんなでお神酒をいただき、建物の工事の安全を祈り、上棟を祝いました。
上棟式には、たくさんの馬瀬の住民さんが参加してくれました。
上棟式のあと、馬瀬の住民さんに、建物の説明会といいますか、建物のできあがり具合をみていただきました。
住民のみなさんは、念願だった建物の形がみえてきたことをとてもよろこんでおられました。
上棟式はしなくてもよいか…と最初は考えていましたが、上棟式という節目をきっかけに、建物の出来上がる過程をみなさんにみていただいてよかったではないかなと思いもいました。
こば
2011.07.14
7月7日、建て方2日目。
昨日とはうって変わっての雨…。
職人さんは朝8時から作業をされるとのことで、私たちもその時間には現場に到着しました。
職人さんが、テントにたまった水を下ろすところから作業開始です。
雨の中の作業だったので、職人さんが怪我だけはされないよう祈りつつ、作業をみまもりました。
北側には積雪対策として、腕木をつけました。腕木のプレカットの精度があまりよくなかったのか?腕木にかかる梁をかけるのに職人さんが結構苦労されていました。
その間に、西側の小屋梁にタイロッドを取り付ける作業が行われました。
母屋がすべてのったところで、垂木の施工にとりかかりました。
垂木は建設委員会の大工さんのご指示で、檜の芯持ち材60×60です。
軒先は積雪に耐えれるよう、227.5ピッチという細かさで垂木を入れています。
休憩中に大工さんとおしゃべり。大工さん「そんなにじっとみとって楽しいんか?」小林「もう、めっちゃたのしいですよ」大工さん「若い大工でもみて楽しんどるんちゃんうか?笑」小林「それもあるかも。笑」
17時頃には、北面の垂木の施工にとりかかっていましたが、私たちはここで失礼しました。
17時段階での、建物の全景です。
設計したものが、大工さんの手によって目の前で形になっていくのは、なんともうれしいものです。
施主さんも、私たちと同じくずっと建て方をみていらっしゃいました。
「設計図で説明されるより、こうやってできたら、浅見さんが言ってたことがよくわかるわ」とおっしゃってました。設計者としてはやや複雑?です…
上棟式は行いませんでしたが、近々、住民のみなさんに、野地がふけた段階で建物の説明会を行うことになっています。
こば
2010.07.11
7月6日、晴天に恵まれ、ついに建て方の日がやってきました。(待ってました!)
私たちは、10時頃現場に到着。職人さんは8時から作業されていて、建物東側の柱と梁の一部が立ち上がっていました。
とても暑かったので職人さんも大変だったと思います。
午前中の休憩風景。この日の監督さんを除いて職人さんは8名いらっしゃいました。ご苦労様です。
その後、私たちは工務店の社長さんにお食事に誘っていただきました。そして、午後戻ってくると、建物東側の小屋梁が立ち上がっていました。
建て方で一番大変であろうと思われた、西側の大会議室部分の建て方。
馬瀬の積雪は構造的に1.5mみなくてはなりません。
大会議室は4間飛んでいます。この積雪荷重に耐える為の構造的な工夫を行っています。その為、柱脚も柱頭も小屋梁と棟梁も接合部は、フラットバーにボルトで何箇所も止めるなど、ちょっと施工的には難しいことになっています。
まずは集成材の棟梁がかけられました。
この棟梁に、地組した柱・梁が接合されます。(これがすごかった!)
建物西側の建て方は、実は2日目に行う予定でした。
構造設計を行っていただいた構造家もこの部分の建て方が見たいとのことで、2日目に来る予定だったのですが、1日目に終了してしまい、見ることができず…とても残念!
そんな、構造家の金田さんに動画をささげます!
この日の建て方はここまで。
最後に、棟上の記念に、大工さん、監督さん、施主さん、私たちで記念撮影。
みなさん、お疲れさまでした。
建て方を見るのはとても楽しいです。2日目も現場に張り付いてみてしまいました。
そして、建て方2日目へ続きます…
こば
2010.07.11
今回の建物の屋根仕上げは、瓦葺です。
瓦といっても、様々な種類がありますが、今回は寒冷地なので、凍害に強い石州瓦を使うことにしています。
色は、既存の建物および、周囲の建物にも多く見られる「銀黒」です。
葺き方は一文字葺きです。
お恥ずかしいことながら、一文字葺きの施工の大変さを今回、瓦の加工場を見学させていただくことで、初めて知りました。
工場から運ばれてきたものをそのまま施工するのだと思っていたのですが、実は瓦を一枚ずつ職人さんが加工すると聞きました。
これは、是非、加工場を拝見しなくてはならないと思い、加工場におじゃましてきました。
加工場では暑い中、二人の職人さんが、瓦の粉にまみれながら作業されていました。
見学させていただいて、なかなか根気のいる、難しい作業だということがよくわかりました。
一文字葺きの軒先は、工場から運ばれてきたままの状態では、狂いが多く、ぴったりと合いません。
この瓦を一枚一枚、直角をだし、サンダーをかけ、それを更に砥石で研いて、きれいな一文字葺きの軒先が完成します。
これで、ピタリと合った軒先の一文字葺きが出来上がっていきます。
瓦職人さんがおっしゃるには、石州瓦は硬いため、削るのが相当大変だそうです。
淡路の瓦など含水率の多い柔らかいものであれば、もう少し簡単に削れるそうです。
石州瓦で一文字葺きをするのは、4,5年ぶりだそうで、「まんじゅうにしてくれたら楽なんやけどなあ」とおっしゃっていましたが、私たちにはしんどい仕事ながらも誇りをもってやっておられる姿がとても頼もしく、かっこ良く見えました。
今度は、屋根の瓦を実際葺くところを是非みたいと思っています。
こば
2010.07.04
毎週水曜日に現場会議を行っています。
施主様、現場監督さん、設備業者さん、県の担当課の方、私たちと結構な人数で打ち合わせを行っています。
6月29日(水)も馬瀬に現場会議に行ってきました。
現場の進行状況は、基礎は出来上がったものの、木材のプレカットに時間がかかっており、プレカットが終わるのを待っている状況です。
現場には、建て方にむけて足場が組まれていました。
来週はいよいよ建て方が行われます。
予定では、6日から8日まで行われる予定です。
木造で、4間とばした、大会議室の木軸の加工は少し変わっていて面白いものになっています。
この部分の建て方が一番難しいのではないかなと思っていて、実際にどのように大工さんが建てるのか興味深々です。
建て方の間、ずっと見ていたいと思っています。(そんな余裕あるかな?)
建て方の様子はまたお伝えできればと思います。
こば
2011.07.01
施工計画では基礎は何度かに分けてコンクリートを打設することになっています。
第1回目のコンクリート打設にあたり、打設前の基礎の配筋検査を行ないました。
今回の基礎は、大会議室の大空間を支える重要な基礎なので、我々としては注意深く検査しました。
何点か、指摘事項をを監督さんに伝え、是正してもらうよう指示しました。
こば
2010.5.13
4月13日、第1回目の定例会議が行なわれました。
まだ、現場は始まったばかり。現在の敷地の状況は、基礎の高さがだされている状態でした。
工事看板も立派なものが。でも、「設計管理」って…「設計監理」になおしてもらうよう指示しました。
この敷地はもともと田んぼだったものを農地転用しました。
田んぼだったので、現在、接道していない状況です。建物を建てる為には、道路に2m以上接道する必要があります。
現在、敷地→水路→県有地→県道という状況です。この県道に接道する為に、水路の上に橋をかけ(水利組合さんの了承を得てます)、県有地を通行の為に使わせてもらうよう占有許可をとっています。まずは、敷地を接道する為の工事に取りかかることになります。
こば
2011.04.15
4月5日、養父市馬瀬区の住民活動支援施設の起工式が行なわれました。
当日は、雲一つない晴天!
施主さま、無事、起工式を迎えられたこと、本当におめでとうございます。
これまで、(国庫補助事業なので)政府の「事業仕分け」にひっかかり「箱モノはだめ」と言われ、施設の設計がお預けになったと思ったら、去年の秋頃に、平成23年度予算の前倒しが急遽決まり、3月末には施工者を決めなくてはならないことになり、私どもにとりましては、カツカツの設計工期でかなり苦労したお仕事でした。ですから私どももこの「ハレ」の日を迎えられ、とても感慨深いものがありました。
起工式には地元住民のみなさんにも沢山参加していただきました。ありがとうございました。そして、養父市から市長さんや、お世話になっている職員のみなさんにもかけつけていただきました。
工事の安全を祈願して、名草神社の宮司さんに祝詞をあげていただきました。
私たちが経験してきた、起工式(地鎮祭)では、施主さまが最初に「えいっえいっえいっ」と鍬入を行なうのが普通だったのですが、今回は、設計者である我が社の代表が最初に刈初を行ないました。その後、市長さん、施主さまが鍬入をされました。地鎮祭は地域によって随分異なるもののようです。ちょっと調べてみたい感じ…
式のなかでは、市長さん、区長さん、熊田社長、我が社の代表からの挨拶もありました。
いよいよ、工事着工です。
施主さま、施工者さん、そして我々が一つのチームとなって、馬瀬のみなさんに喜んでもらえるような施設づくりに邁進します!
しかしながら、今回の東日本の震災により、建設材料がどの程度、工期どおりに入ってくるのか、若しくは入ってこないのかわからない不安定な状況にあります。不安な要素はいろいろとありますが、これは建設業に関わっているみなさんが抱えている問題だと思います。私たちは、目の前にある問題を一つ一つクリアしながら、なんとかよい建物を作り上げたいと考えています。
こば
追伸:地元のケーブルテレビ局さんが取材に来られました。馬瀬の方は、ケーブルTVで起工式の様子が見られるかもしれません!
2011.4.6