山本通りの家

 

hitomachi_icon 山本通の家

山本通の家
所在地 神戸市中央区山本通
構造規模 木造2階建て
竣工 平成23年3月
施工者 山公建設
築12年の木造2階建てのリフォーム



■間取り
既存の建物は和風の建売住宅でした。1階にダイニング&キッチン・和室・縁側・トイレ・脱衣室、浴室、2階に和室2室・トイレ、そして2階の廊下から収納階段で上がれるロフトという間取りでした。

リビング

大きな開口部が北側に一面しかなく、1階のダイニングキッチンが暗かったので、リフォーム後はダイニングキッチン〜リビング〜縁側を一体的につなげて大きな部屋にして、北側の窓からの明るさをできるだけ屋内に取り込めるようにしました。

リビング_縁側の障子を閉める

ただ広い部屋とするのではなく、生活のシーンによって使い分けられるよう、引き込みの建具仕切れるようにも考えました。

リビングよりダイニングキッチンをみる

2階は、ご家族が30代前半のご夫婦と2歳の男の子、そして奥様のおなかの中にいる赤ちゃんの4人が楽しく暮らせる場所となるよう、ご主人のお仕事用のワークスペース・寝室・子供室2室を設けています。

子ども室1

子ども室2_可動梯子

天井には引き戸を設けている

ロフトは、子ども室2室から可動式の梯子であがれるようにして「子ども達の隠れ家」となるようにリフォームしてあります。子ども室の梯子を移動すれば、ワークスペースからもロフトへアクセスできるようにしてあります。既にあったロフトを単なる物入れとしてでなく、リフォームによって家族の楽しい空間にできました。
家族で住まうことの楽しさを感じてもらえたらと思います。

可動梯子取り付け

■改修の概要

主寝室

ご夫婦からいただいたデザインのテーマは「和」と「北欧」。インテリアはシンプルで飽きのこないすっきりとしたデザインを目指し、ロールスクリーンなどのアクセントカラーで変化をつけています。リビングの隣にそのまま縁側と障子を残したり、寝室の畳や和紙照明など、和テイストも取り込みました。

主寝室_ランマは設けていない

あまりお金がかけられないことから、リフォームは基本的に内部だけと考え、外壁の改修を行わないことにしましたが、子ども室に窓が必要だったので1カ所だけ窓を増設しています。構造の計算をしなおしたところ、外壁にもともと耐震壁が不足していたので、内部からいくつかの壁を増設しています。断熱材の切れていた部分に断熱材を追加もしています。

リビングと縁側

1階浴室は既存のまま。それ以外の部屋は床、壁、天井ともすべて新しくしています。脱衣室とトイレ以外の床は、杉無垢フローリングとして、天然の桐油をご夫婦と一緒に塗りました。壁と天井は、ご夫婦の希望は珪藻土塗りだったのですが、リフォーム予算の折り合いがつかず、珪藻土クロスにしています。

キッチン

ご夫婦ともにお料理がお好きとのことで、このリフォームでは、お二人が同時に作業可能な、少し大きめのL字型のキッチンを計画しました。既製のキッチンユニットでは高額になってしまうので、カウンタートップのみを金物屋さんに依頼し、本体は大工さんの造作工事でつくっています。

ワークスペースよりロフトを見上げる

ロフトよりワークスペースを見下ろす

ご主人のご要望により、リフォームにより2階のトイレをとりやめ、本がたっぷり収納できるワークスペースをつくりました。

ワークスペース

このワークスペースと、ロフトの空間をつなげて、開放的な書斎ができたと思います。ワークスペースのお父さんと、ロフトの子どもたちが会話するような情景をイメージしています。(2階トイレの配管は撤去してもよかったのですが、将来必要になることもあるかと考え、配管にキャップをして残してあります)

ロフトの小窓を利用して、夏はこの窓をあけると1階〜2階〜ロフトと、居室の熱気が逃げ家の中を自然と風が流れる、涼しく快適にできました。