4月6日〜8日の気仙沼

今回は、気仙沼の大島という場所で、防災集団移転の希望者がいらっしゃるとのことで、話し合いのお手伝いをさせてもらいにいってきました。
大島地区は、気仙沼港から定期船で約20分のところにある漁業と観光のまちです。定期船が到着する港には観光協会などもありますがひどい地盤沈下がおこりました。沿岸部の被害も大きくカキの養殖も破壊的ダメージを受けました。大島地区には3カ所の仮設住宅があります。

わかめ漁をしてるおじさんの作業場。津波にあったが流されなかったそうです。

みなさん、お一人お一人のご意見を聞いていると、まだ、防災集団移転するべきか、もとの場所に住宅を再建するべきかなど、まだ迷っておられるかたもたくさんいらっしゃいます。
わたしも、もし、津波で住宅をなくした場合、正直、どうしたらいいか迷うと思います。
きっと早く仮設住宅をでたいと思うでしょう。
しかし、その先、防災集団移転をするとした場合、候補地がいくつかあるとしても、どの場所か決まっていないのに、自分の家をそこに建てると決めることは難しいと思います。
また、土地は借り上げできますが、住宅の再建は原則、自己資金です。
公営住宅に入るというメニューも考えられますが、気仙沼市では2,200戸の公営住宅を16小学校区ごとに建設することが決まっています。しかしながら、まだ、何処に、何戸の公営住宅が建つかは発表されていないようです。

このように、自分がどのように住宅を選ぶのか、難しい状況に多くの人がおかれていると思います。
私たちは、できるだけ、自分で住宅選びができるような、住宅再建チャートのようなものを作ろうとしています。
また、今後、地区ごとに、個別の相談会を行なう予定です。
一人一人、または世帯ごとに事情は異なります。ここは急がず、焦らず、慎重に時間をかけるべきであるというのが、私たち、兵庫県から派遣されている気仙沼チームのリーダーの意見です。
5月の連休には、ある地区で個別相談会を行なう予定です。

4月7日、出張中にちょうど、気仙沼市唐桑町鮪立というところで、「かき小屋 唐桑番屋」がオープンするということで、近くに仕事で寄ったついでに、お昼ご飯を食べにお邪魔してきました。

かき小屋 「唐桑番屋」

かきは、大きな鉄板で蒸し焼きにして食べます。なにも調味料はつけません。塩味がきいていて、なにもつけなくても十分美味しかったです。

かきは、大きいサイズ10個、中くらいのサイズ15個、小さいサイズ20個でそれぞれ1,500円とリーズナブルでした!

蒸しているところ
かきの殻をとってくれます

気仙沼のかきはとても新鮮で美味しいです。
是非、多くの人に食べてもらい、早く気仙沼の元気につながるとよいなと思いました。

こば

2011.04.16

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