hitomachi_icon 年末のご挨拶2019(明けちゃったけどな…)

2019年もお世話になりました。

いつものように超長いです(笑)

毎年言ってることだけど、12月31日と1月1日の日付の変化は、他の日付が変わる瞬間に比べて何かが違うわけではなくて、そこに意味を見出そうとする人間がいるからなだけです。

この世の中の事象ってほとんど全てがそれで、例えばお金だってあの紙に意味を見出そうとする人がいなかったら全く価値はないわけだし、誰かとの信頼関係だってそういった関係そのものに意味を見いださない人にとっては全く意味がないわけですよ。

日本の人口減少だって地球規模の爆発的人口増大から見たら誤差みたいなものだけど、そこに意味を見出そうとする人達がいるから問題になっているし、その問題について一生懸命に考えている。地域活性化だって、誰かの生活だって、みんなそう。

だったら、これから何にも意味を見いださないことにして、悩まずに人生を送るってやり方もあるかも知れないなって考えたりすることないですか? ないですよね。

2019年は、会社の仲間に増減があってそれが最大のトピックだったかと思います。お仕事的には、建築設計の分野で「初めて」体験がたくさんあったことを除けば、前年に出来上がった社内の体制で業務を粛々とこなしてきた感じがあります。あ、それから今年は単発の講演のお仕事がものすごく多かったです。ともあれ、あさみが体調不良でも、社内の業務が支障なく進むようになってきたのはよかったなあと思っています。

ということで、こんなことでもないと振り返ることもないだろうから、例年のように12月31日の夜に1年を振り返ろうと思います。っていうか、皆さんが読む頃には年が変わっているのが通例です。(それにしても会社のブログが、去年の大晦日から全く更新されていなかったのはちょっと問題だな…)

※って言ってたけど、ぜんぜん間に合わなかったよ。UPはすっかり1月1日です。

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■1.柴田さんがわが社にやってきました

   新タレント登場で助かってます

年始めから、新メンバー柴田さんがわが社の一員になりました。わが社のサポートメンバーズの小畦さんが連れてきてくれたニューフェース。わが社に所属して、わが社の仕事と小畦さんの仕事をしてくれています。まじめでタフで仕事がていねいなので、かなり助かっています。建築の仕事もリノベの仕事もまちづくりの仕事もたくさん学んで、会社を支えてくれる人になってくれるように期待しています。

■2.社員旅行で金沢へ

   よく考えてみたら社員旅行なんて初めてだった

2018年に半年ほどわが社に毎日きてくれていた常勤アルバイトの薮田さんが、金沢で就職したので、彼女を追いかけてみんなで金沢に行くことに。たくさん歩いて、美味しいものをたくさんいただきました。たまにはみんなで一緒にでかけるのも楽しくていいですね。薮田さんはこの年末に帰省ついでにわが社をたずねてくれたので、一緒に忘年会なども。

2020年も社員旅行が実現できたら、実は岩国に行ってみたいと思っています。

■3.被災地支援のお仕事も続きます

   まち研の事業で熊本・宮城などへ

被災地支援のお仕事も、少しずつですが続いています。手元の事業が忙しくなってきて、急な予定設定ではなかなか行けなくなってきましたが、年度はじめは野崎さんが手術入院したこともあって、熊本に足繁く通うことになりました。山元町の復興ステーションの橋本さん岩佐さんと一緒に支援しているつばめの杜で、昨年持ち上がった「みんなで集まって居酒屋をやろう」という思いつきは、宮城県の補助をいただけたことにより、今年実現することになりました。新市街地でのコミュニティ形成が、こうしたイベントをきっかけに深まり、自律的・自立的コミュニティに育っていただけたらと思っています。

■4.ファシリテーション研修のフィールドが増えました(1)

   農業分野でのファシリテーション研修

例えば全国的に農業委員の皆さんのお仕事が増えつつあります。これまでの農地管理の許認可などの業務に加えて、遊休農地をいかに出さずに農地を有効利用できるかを地域に入って地元の農業者の皆さんとともに考えなさいと言われている。でも、突然「地域の皆さんとの話合いを通じて遊休農地を増やさない方法を考えろ」と言われても戸惑うのが当然で、こうした農業委員の皆さんにファシリテーションの重要性を説くことがお仕事として発生しています。

「その地域のことなんか分からないのに話合いに参加しろと言われても…」と戸惑う農業委員の皆さんに、その地域のことなんか知らない方がファシリテーションは上手くいく。ということを理解していただくのがなかなか大変です。でも、間違いなく今後の中山間地の地域づくりにおいては必要なスキルなワケで、これからもっともっと重要になってきそうです。

■5.ファシリテーション研修のフィールドが増えました(2)

   保健・福祉分野でのファシリテーション研修

例えば全国的に社会福祉協議会の皆さんや、地域包括支援センターの皆さんに求められ始めているのが、地域の皆さんとの協働です。ところがこの「地域との協働」が、全国的に正しく理解されていないような気がします。

保健師さんや社会福祉士、ケアマネの皆さんが1つ1つのケースをどれだけ熱心に面倒をみようとしても人手が足りないという社会がすでにやってきています。ここで必要なのは「地域の会合に出て1つ1つのケースの対応をする」ことではなく「地域の皆さんを育てて、ある程度のケアが地元で可能なようになっていただく」であることに気づいている人が少ない。この無理解は全国的にみられる感じで、このままだとちょっとピンチなんじゃないかと思っています。なんとかして、地域の課題をできるだけ地域で解決できる社会を目指さないとです。

まあ、そういう訳で、明石コミ創さんの紹介で、明石市社協の皆さんへのファシリテーション研修の機会を得られたのは大変有意義でした。

■6.ファシリテーション研修のフィールドが増えました(3)

   被災地コミュニティ形成支援におけるファシリテーション研修

宮城県の復興支援員の皆さんへのファシリテーション研修を、皇學館大学の池山先生と一緒にさせていただきました。第1回で池山先生が「ファシリテーションは技術じゃなくてマインドだ」と述べたあと、第2回であさみが「でもファシリテーションって技術やん?」と述べるという2回講座。ここでは、これまで以上に効果的なファシリテーション・グラフィック講座を開発し、皆さんに体験していただくことができました。

被災地でのコミュニティ形成支援のやり方も、きちんと技術移転ができるようにして地域での話合いが地域の人達だけで運営できるようになっていただくようにしていかないと。今後ますます、ファシリテーションの役割が大きくなっていくように思うのですよね。

■7.新しい地縁社会の大切さを説く場面が増えてきました

   一周回って大切な「地域コミュニティ」を考え直す

県内あちこちで、年末には三重県に呼ばれて、いろいろな場所で講演をさせていだだくことで「人口が減っていく社会で必要なのは、回り回って地域コミュニティである」という理論に確信を持つことができるようになってきました。都市部農村部を問わず、特にご高齢の皆さんに訴え続けているのは「必要なのは旧来の地縁社会じゃなくて、全く新しい地縁社会」であるということなんだけど、なかなか届かないですね。

講演を通じて「じゃあ、新しい地縁社会ってなんなんだよ」って聞かれることが増えて、なんとなく思っているのは、やっぱり「誰でもが自由に意見が言える地域会合を続けられる地域」なんじゃないかと思ったりしています。この話はどこかでちゃんと語りたいな。

■8.まち研で「まち活拠点 まちラボ」運営を受託

   それはわが社にとってはエースを失う事態でもあった

神戸まちづくり研究所の事業なんだけど、夏に神戸まちづくり会館の4階の「まちづくりラボ」の運営を受託し10月から運営を始めています。事務局長の私は現場にはあんまりいないけど運営責任者を仰せつかりました。「まち活拠点 まちラボ」として、まちづくりに興味ある若者や専門家、行政職員やその他のタレント達や地域を相互につなぐプラットフォームとなることを目指しています。

実際の現場のオペレーションを、これまでわが社にいてくれていた山岸さんがまち研に移籍して頑張ってくれています。結果的にわが社のエースを手放したのは、大いに痛手でしたが、山岸さんがこれまで以上にイキイキ働いているのを見ると、まあこれで良かったのかも…と思えます。

まあ、山岸さんも言ってるように、所属が変わったけど上司であることには変わらないということで、これからもよろしくお願いしたいです。

今は、とにかく足を運んでもらえる人を増やすための楽しげな取組みを続けていますが、ここから幅も深さも奥行きも拡げていけるといいなと思っています。新しい地縁社会づくりのきっかけにしていく所存ですので、乞うご期待。

■9.建築設計の分野でいろいろと「初めて」が

   京都町家改修完成・開発許可案件の苦悩

京都で町家の改修設計をさせていただいて、お茶室の設計をさせていだだきました。すでにすっかりわが社の中核になってくれた溝呂木さんにすっかりお任せしちゃいましたが、お茶室の水屋をきちんとつくったのは初めてだったし、実は「なまこ王子」を標榜しておきながらつくったことがなかったなまこ壁を初めて作ったりしました。西宮市では第1種低層住居専用地区で、特例許可による飲食店への用途変更というちょっとレアな作業も担当させていただきました。(これも初めて)

神戸市内の住宅の設計では、どうしても逃げられずに開発許可が必要になってこれも初めての開発許可案件。これは慣れなくて、どうしても時間がかかってしまっていて、お施主様にご迷惑をおかけすることになってしまっていて、とても焦りつつ反省しています。頑張って終わらせないと。

■10.防災まちづくりの分野も頑張り中

   災害時要援護者支援・初期防災計画など

神戸市北区を中心に、災害時初期防災計画(地域おたすけガイド)の作成支援をいくつかの地域で進めています。地域の皆さんに真剣に取り組んでいただいているので、これに応えて地域の防災力の向上にお役に立ちたいと思っています。とくに谷上では地域による災害時要援護者支援の取組みをお手伝いしています。災害時の助け合いは、新しい地縁社会を考えるときにも重要で、この視点からも大切な取組みだと感じていて、業務のなかから何かがつかめるといいと思っています。

これは年明けにですが、西宮浜で南海地震による津波を想定した防災シュミレーションを住民の皆さんに経験していただくことを計画していて、これもできるだけ完成度を高めたいと思っています。

■11.オールドニュータウンの再生の難しさ

   有野台の支援・西宮浜での活動も継続中です

有野台団地では、月に1度の会合がついに56回を数えました。これまで、5年近く、いろいろと取り組んで来ましたが、なかなか目覚ましい変化は生じていないように見えると思います。

もちろん何もやってこなかった訳ではなく、公園にサクラを植えたり、フリーマケットを開催したり、まちづくりワークショップを開催したり、地域の公共交通について考えたりと、いろいろとやってきました。そんな中で一番価値があったなと思うのは、まさに「誰でもが自由に意見を言える会合」を50回以上続けてきたことだと確信しています。「この会が続けられさえしたら何とかなる」と私は信じて疑いません。

来年は、有野台団地がまちびらき50周年を迎えます。これをきっかけに、地域の皆さんはいくつかのイベントを企画中で、既に活動は動き出しています。秋のシンポジウムまで、地域内のできるだけ多くの人達を巻き込みながら進められるといいんだけど。と思いつつ、お手伝いを続けます。

西宮浜はすごく新しいニュータウンです。昨年から、8回にわたり「まちづくり楽校」なる集まりを開催してきました。話題は、人口問題、小学校の統合、集い場づくり、防災などなど。今年はさらに集い場の計画も進んでいて、常設のコミュニティカフェづくりのお手伝いもしています。

■12.地域づくりの支援ももちろん続けてます

   なぜか飲食店経営のお手伝いも

中山間地での地域運営支援のお仕事も、粛々と続けています。佐用町で地域づくり協議会の見直しのプロジェクトに参加させていただいている他、新温泉町春来では、地域で運営しているお蕎麦屋さんの経営をどうするかという課題にも取り組んでいます。どこに呼ばれても、まずは地域の皆さんとの、そして地域の皆さん相互の対話を促すことから始まります。

地域の課題に真剣に取り組もうという皆さんと、どこまで真剣に向き合えるか。エネルギーをかけるべきはそのあたりにあるのだろうなと思っています。

■13.高校生たちとのお付き合い

   なぜか高校生のお相手が2つ同時進行

高校生たちとのお付き合いが、偶然にも同じ時期に2ヶ所で進行しました。一方は、姫路コンベンションサポートさんに誘われお手伝いした、銀の馬車道・鉱石の道の活用を考えるワークショップ。沿道の優秀な生徒さん達と、銀の馬車道・鉱石の道が、なぜブレイクしないのかを考え、新しい提案をしようというもの。高校生たちの最後の発表に立ち会えなかったのは残念でしたが、本当に立派にやりとげたみたい。若い子たちとのワークはなかなか刺激が多いよね。

もう一つは、川西市さんの都市政策課さんのお手伝い。川西明峰高校での4回の授業で都市計画ってどんなものかを学ぶ授業を生徒参加型で企画。一筋縄ではいかない高校生たちに、いかに都市計画を語るかって、意外と難しい課題で、わりと苦労したけど楽しかった。

また来年もやらないかしら…

■14.ハーフマラソンを走ったよ

   あさみの健康問題については真剣に考えよう

なぜハーフマラソンに手を出さざるを得なかったかは別稿をみていただくとして、3時間近くかかりましたが、21kmとちょっとを走りきりました。そういえばこれも「初めて」か。初めてなので自己ベスト記録を叩き出しました。やればできるじゃんって感じです。

そんな感じで体も軽く夏を迎えたのですが、夏バテを契機に少し体調を崩し、これを初冬まで引きずることになっちゃいました。軽い鬱だったと思うんですよね。10年前に治して以来、もう大丈夫だと思っていましたが、ちょっと気をつけないと陥ることが分かったので注意が必要かも。

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はあ。長くなりました。

まだなんか、玉城町方面とか、西脇市方面とか、色々書き残した感がありますが、もう既に文章量が膨大なので控えておきます。

こうやって見ると、そこそこ働いてますね。でも、本当の意味で、強か(シタタカ)で健か(シタタカ)な地域社会を作るには、まだまだ時間も能力も足らない。年の瀬になってから、佐用町で藤岡浩先生と作野広和先生の話を久しぶりにお聞きして、もっと勉強しなきゃ、もっとちゃんと伝える努力をしなきゃと痛感しました。まだまだ勉強が必要だし、何より経験と能力磨きが必要です。

まあ、そういう訳で、2020年は、少し仲間を増やす方向に動きたいと思っています。

ご希望の方はぜひ。