hitomachi_icon 歴史まちづくりの取り組みとは

歴史まちづくり法とは

歴史まちづくり法という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
日本には、お城や神社、お寺など歴史上価値の高い建造物が多くあります。
それだけでなく、町家や武家屋敷などの歴史的な建造物も多く残されています。
そのような場所で、工芸品を販売したり、祭礼行事などが行われたりとすることで、伝統と歴史を反映した地域固有の風情や情緒を醸し出しています。
しかし、このような環境を維持するためには多くの費用と手間がかかります。
さらに、高齢化と人口減少が進み、生活様式が変化して歴史的建造物や伝統を反映した生活が失われつつあるのが現状です。
こうした状況を踏まえ、2008年に歴史まちづくり法が制定されました。
歴史ある環境を維持し、さらに向上させて後世に受け継いでいくことが目的です。

歴史まちづくり法とは

国が歴史的風致維持向上計画を支援する

歴史まちづくり法は、歴史的建造物の復原、修理、保全、活用を行います。
地域の歴史や伝統を反映した人々の活動が一体的となって形成されたものを歴史的風致と定義して、後世に継承を図らねばなりません。
歴史まちづくり法では、歴史的風致の維持や向上について市町村が作成した歴史的風致維持向上計画を、国が支援します。
歴史的風致維持向上計画を策定する際には、重点区域を設定しなければなりません。
重点区域には、文化財保護法に基づいて国が指定、選定した史跡や重要文化財、重要伝統的建造物群保存地区などの核となる文化財を含める必要があります。
その文化財の周辺を歴史的風致の維持、向上を図るための策定を重点的に、推進する区域を重点区域として設定します。
歴史的な街並みがある京都なども歴史まちづくりに取り組んでいます。大きな都市に限らず、小さな市町村でも、歴史的風致維持向上計画の認定を受けています。
例えば、広島県尾道市では寺社への防災設備の設置、民間建造物の修景を積極的に行なっています。
しまなみ海道の魅力もありますが、歴史まちづくりによって歴史的な街並みの保全、活用が相まって、観光客の増加に成功しました。
歴史まちづくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。
国が歴史的風致維持向上計画を支援する