上立杭「住吉神社」前ポケットパーク

所在地 :篠山市今田町上立杭
規 模 :約60m2
竣 工 :平成24年5月
上立杭「住吉神社」前のポケットパーク

■設計をうけるに至った経緯
平成23年度、私たちは、上立杭景観形成推進委員会の「篠山市里づくり条例に基づく里づくり計画」策定の為のお手伝いをさせていただきました。また、昨年、「陶の郷」バス停前にポケットパークを委員の方と自力で施工させていただきました。
その経緯において、上立杭景観形成推進委員会の方から、「今年は、上立杭を歩く人がちょっと休めるポケットパークを、住吉神社前に自分たちで作りたい」というお話が浮かび上がってきました。

そのご希望を反映しつつ、私たちがポケットパークのスケッチをいくつか書かせていただきました。
上立杭景観形成推進委員会のみなさんのなかには、陶芸家の方がたくさんいらっしゃって、ポケットパークに焼き物の郷らしさを出したいということで、前回つくった「陶の郷」前ポケットパークの経験を活かして、ポケットパークに使うピンコロ石や、燈籠などを焼き物でつくることにしました。

■設計の概要
敷地は、住吉神社の前にあり、そこからは、立杭の美しい山並み、まちなみが一望できるよいロケーションにあります。
ポケットパークは、住吉神社に人をむかい入れるような平面計画としました。住吉神社へのアクセス道は道路に対して斜めに取り付いています。その角度で、公園の約半分程度にモルタルを敷いて石を並べて石畳をつくりました。石のなかには、ハート型をしたものもあり、これを探すのも楽しいです。残りの敷地には、こけを敷き詰めました。
また、ゆるいカーブを描いたゆったりとしたベンチを設けました。ポケットバークには、もともとあった大きな木が、ちょうどよい木陰をつくってくれるので、歩き疲れた時の休憩には最適です。
灯籠は、まず一人の役員さんに、ミニチュアサンプルを作成していただき、それを見て委員のみなさんが、それぞれ1本の灯籠を、自分なりのデザインに仕上げてくれました。8本の個性豊かな灯籠ができあがりました。ちゃんと電球が替えられるように工夫が凝らされています。
真ん中にある構造物は撤去困難なため、あえて残すことに決めました。丸太のベンチをおいています。
上立杭景観形成推進委員会のみなさんと、わたしたちで、約1〜2日をかけて、すべて自力でポケットパークを施工することができました。焼き物の郷、立杭ならではのポケットパーク第二号の完成です。

石畳を施工しているところ
幸福のハートの石
神社へといざなう石畳
丸い焼き物のピンコロ石
ゆるいカーブのベンチ
灯籠1
灯籠2
灯籠3
灯籠4
灯籠5
灯籠6
灯籠7
灯籠8
灯籠のパーツ
明かりを灯す1
明かりを灯す2
明かりを灯す3
神社入り口付近からみる
デザイン&施工メンバー

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