上立杭「住吉神社前ポケットパーク」の施工

篠山市今田町上立杭において、上立杭景観形成委員のみなさんと、4月26日と5月25日の2日間を使って、住吉神社前にポケットパークを自力で施工しました。

上立杭では、浅見が景観アドバイザーとして、月に1度、会合に通っています。(私もお手伝いにいってます)
昨年度「篠山市緑豊かな里づくり条例」に基づく、「里づくり計画」を上立杭景観形成委員のみなさんと一緒に考えると同時に、焼き物の里である上立杭に観光でやってこられたかたが、休憩するポケットパークを自ら作ろうという計画を立ててきました。

上立杭のポケットパークの第1号は、「陶の郷バス停前」に約1年前にできました。
その後、第2号となるポケットパークを「住吉神社前」に作ろうということで、私たちがポケットパークの絵を描き、委員で陶芸家のみなさんに、ポケットパークにつかう丹波焼きの材料を準備してもらい、それに約1年間準備に費やしてきました。

第2号となる「住吉神社前」のポケットパークは、なかなかの力作になるのでは?という予感がみなさんしていたのではないでしょうか。

ポケットパークを作る前の住吉神社前の様子です。

写真の右手にポケットパークをつくることになりました。

私たちが最初に提案したスケッチ2案です。

神社への動線と緩やかなアールが特徴的な案

これも神社への動線を意識。ちょっと幾何学的?な案

委員のみなさんからは、アールが特徴的な案を気に入っていただけました。
ここから、焼き物でできそうなもののご提案や、枕木ではなく丹波の石を敷き詰めようといった、様々なご提案をいただきました。

その後、ポケットパークをつくるための材料となる、ピンコロ石や、灯籠を委員の陶芸家さんにつくってもらいました。
12月ごろに、制作現場におじゃましました。

四角いピンコロを作っています。

型に糸を張ったもので四角く成型します。

この道具も陶芸家さんの手作りです。

成型されたピンコロ石

灯籠のミニチュア試作品もできていました。

素敵です!

ここから、5月25日のポケットパーク施工現場の様子です。

灯籠の材料が運ばれていました。

様々なパーツがあってどんな灯籠ができるかワクワク

灯籠の電球を据え付け

電気屋さんにもお世話になりました

地元でとれる石を敷き詰めています。

石の周りにセメントを詰めていきます

よくみるとハート形の石がところどころに!これをみつけた人は幸せになれるとか!

ハート形♡

石を敷き詰めたところ以外は、こけを敷き詰めました。

神社の大きな木の木陰でこけも育ちそうです

今回は、四角いピンコロ石以外にも、丸いピンコロ石もつくってもらいました。

様々な色、艶。とても変化があっておもしろいです

アールのベンチの土台となるコンクリートは委員長さんに事前に打ってもらいました。

このうえに、板を留めつけていきます

ベンチに板を留めつけています

灯籠を施工中。中に鉄筋を入れて倒れないようにパーツをはめていきます。

パーツとパーツの間はコーキング材で止めてます

できあがった灯籠。

陶芸家の方、それぞれ1本つくってもらいました。様々な灯籠ができました。

石もきれいに貼り上がりました!

プロ級です

ちょっとブレイクタイム。みんなできてきたポケットパークに満足そうでした。

灯籠もたちならび、電気もつくようになりました。

灯籠は1mから1.5mと、様々な高さにつくられました

あかりが灯るとこんな感じです

花火のようできれいです

灯籠が建ち並んだところで、作業が終わりました。
みんなで記念撮影です。

みんな満足そうでしょう?

最後は、できあがったポケットパークをみながら、みんなで乾杯しました。

ポケットパークをみながら乾杯!

上立杭にできあがった、第2号のポケットパーク。第1号からかなりグレードアップしました。
委員のみなさんが、とても楽しそうに作業されていたのがとても印象的でした。みなさま、お疲れさまでした!
地域の方から、また、観光にきたお客さんから愛されるポケットパークになりますように。

2012.06.13

こば

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