地域津波防災計画づくりのワークショップ

神戸市さんを経由して、深江の地域の皆さんから、地域津波防災計画づくりのワークショップの運営と、防災計画のとりまとめ・地図づくりのご依頼をいただきました。8月末に第1回を、そして9月26日には第2回のワークショップをしてきました。

第1回目では、東灘消防署の方の津波に関するレクチャーを受けたあと、大きな地図をテーブルに広げて、安全に避難できる道路幅の目安である8m幅の定規を使って「8m幅以上の道路を探せ!」という作業をしていただきました。

8m道路定規で広い道路を探し中

そして第2回目では、自分の家からどこまで避難できるか。地震発生から、東灘区内に津波が到達する予想時間は100分〜130分程度だそうです。それまでの間に、安全な場所に避難しなくてはなりませんが、地震直後なので、どんな障害物があるか分かりません。信号は停電しているかも知れないし、交通整理のお巡りさんなどは他が忙しくてこれないかもしれません。火事が発生しているかもしれない上に、消防車が駆けつけられない状況かも…。そんな過酷な状況の中で、自分たちはどこまで避難できるか。自分たちが安全なところで立ち止まったとしても、後ろからはもっと大勢の人たちが避難してくるかも知れないので、余力のある人はさらに遠くまで避難していてあげないと…などなど。考えることはいっぱい。

それぞれの地区の人達をチームにして、ずいぶん色々と悩んでいただいて、最後にそれぞれの避難コースを発表していただきました。

避難コースを発表中

これらの成果を地図上にまとめて、津波防災避難マップのたたき台を作成するというのが、来月までの私たちのミッションです。

あさみ

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