兵庫県養父市大屋町筏(いかだ)地区。
兵庫県の小規模集落元気作戦のアドバイザーとして、浅見(と小林)が、月に一度、通っています。
筏地区で「いかだげんきかい」という、少子高齢化の進む筏を少しでも元気にするために、みんなで考える場所をつくり、活動してきました。
この小規模集落元気作戦は3年間。筏地区は、この3月で事業を卒業することになりました。
もう、卒業なんですけど、筏の人たち(私たちも)ゆずを使った特産品開発に目覚めてしまったので、やめるわけにはいきません。
そこで、これから、いかだげんきかいの特産品開発について、このページで記録していこうと考えています。
筏地区には、廃校になった小学校に但馬醸造という「お酢」をつくる企業が入っています。
この但馬醸造からの委託で、平成23年度から、筏地区では、柚子の生産に力を入れ「柚子の会」が中心となって生産・収穫を行なっています。
平成24年度には約600kgの柚子を但馬醸造に販売しました。この柚子は主にポン酢に使われ販売されています。
しかし、このポン酢の生産過程では、柚子の果汁のみを使っているため、大量の柚子の皮と種が、全く使われずに捨てられています。そこで、この柚子皮と柚子種は無料で手に入るため、いかだげんきかいでは、この資源を活かした特産品開発を目指し、これまで検討を重ねてきました。
とりあえずは、ゆずジャム、ゆずマーマレード、乾燥したゆずの種(化粧水のもと)づくりに取り組んでいます。
昨年の12月には、ゆずの皮きざみ&種取りをおこないました。
筏_ゆずの皮&種取り
そして、この3月に、県からの特産品開発事業に対する補助(50万円)を受けて、ゆずの加工に必要な機器を購入しました。
ミキサー、冷凍庫、乾燥機、真空パック機を揃えることができました。
3月26日の、いかだげんきかいの会合では、買ったばかりの機器をみんなで見て、真空パック機を実際に使ってみたりしました。
真空パックの袋にとりあえず、お米を入れてみて動かしてみました。
ゆずの加工、保存以外にも、いろんな食べ物に使えそうだと、みなさん喜んでいました。
これが乾燥機。「ミニミニⅡ」って商品なんですけど、男の人が2人いないと持てない大きさです。
かなりの大容量。これまた、ゆず以外にもいろんなものに活用できそうだと、みなさん大喜び。
会合では、小規模集落元気作戦は終わってしまうものの、養父市から特産品開発に対する補助金がでそうだという、うれしいニュースが発表されました。
また、浅見、小林も、小規模集落元気作戦は終わってしまうものの、この筏の特産品開発に関しては、いかだげんきかいの一員として、関わらせてもらうことになりました。
会合では、馬路村のジャムをみんなで試食し、感想を述べ合いました。
ゆず製品の情報も、みんなで共有。ゆずの皮を半分乾かして、砂糖をまぶしたお菓子が売れているという情報が。早速、そのお菓子を取り寄せてもらうことになりました。
また、7月には先進地見学ということで、馬路村に視察見学に行くことも決まりました。
だいたい、月に一度のペースで、いかだげんきかいの会合を続けていきます。
次は5月初旬。年間の活動計画、活動資金計画などについて検討する予定です。
こば