毎月、兵庫県の東日本大震災まちづくり専門家派遣制度により、復興まちづくりのお手伝いに、気仙沼市へ通っています。
以前は気仙沼市内の様々な地区へ行っていましたが、ここ数ヶ月間は、地区の会合が定例化しつつあり、主に只越地区、鮪立地区、鹿折地区に通っております。
5月18日(土)午後から、唐桑半島にある、只越地区の只越地区災害復興協議会の会合へ、会合のコーディネーターとして参加しました。
只越地区は、防災集団移転および災害公営住宅希望者の数も、随分前に確定しており(昨年のGWに個別ヒアリングを行い、ほぼ戸数が決まりました)、造成予定地もほぼ確定しています。只越地区では、防災集団移転先に災害公営住宅が建設される予定です。
ここ数ヶ月間は、防災集団移転および災害公営の造成予定地の造成計画について、コンサルタントさんが図面を描いては、住民さんとやりとりするということを何度か繰り返していましたが、造成計画もほぼフィックスしました。宮城県への開発許可申請も進んでいるようです。
気仙沼市では6月下旬に災害公営住宅の仮申込みの受付があります。次回の会合の前には、災害公営住宅の家賃がいくらになりそうか、個別に災害公営希望の方の政令月収を計算する時間を設けることになっています。災害公営の家賃は、政令月収を自分で計算しなくてはならないことから、意外と、というか、大多数のかたが、計算したことがないようです。なので、私たちがお手伝いしようと思っています。
また、7月には、防災集団移転先に建てる住宅および災害公営住宅のイメージをみんなで共有するために、バスをしたてて、住宅展示場や公営住宅をめぐる見学ツアーを行うことになりました。その後、住宅相談会を行ったり、建物を建てる際の只越におけるルールづくりなどを行う予定です。
その只越地区で今回、ホヤをお昼ごはんにご馳走になりました!
只越のホヤ獲り名人、吉田さん。
わたしたちに是非ホヤをご馳走したいと以前から言ってくれていました。
今回、朝の3時に起きて、船をだし、ホヤを捕ってきてくれたそうです!感激です…
ホヤをさばいたり、お料理を準備してくれたお母さん方にもすっかりお世話になってしまいました。ありがとうございました。
関西人のわたしですが、ホヤは塩辛でちょびっと食べたことがあるだけでした。
だから、このナマのおっきなホヤに感激!
きっと、朝採れたてのホヤだからだと思いますが、微かに磯の香りがして、塩辛のようなくせはなく、とっても美味しかったです。
とてもたくさん準備してくださって、満腹、シアワセでした。
吉田さんが、今朝獲ったホヤが海にあるというので、是非見たいと思い、只越の海岸まで行って来ました。
箱にはいったホヤが海のなかに。箱を引き上げてみせていただくと…
とても鮮やかないろで、触るとプニプニしています。貝のように固い殻かと思っていました。
ホヤは「海のパイナップル」と呼ばれているのがよくわかりました。
吉田さんは13mもある棹(先にかぎ針がついている)を船にもってでて、勘を頼りにホヤをとるそうです。すごい!
ほかにも、ホヤに関することをいろいろと教えていただきました。
とてもおもしろいお話でした。
コンクリートにかかっている長い棹を使ってホヤをとるそうです。
とても貴重な経験をさせていただきました。
吉田さんのファンなので、最後に一緒に写真を撮って頂きました。
只越のみなさんには本当にお世話になっています。
今後とも、少しでもお力になれるようがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
こば