7月3日 養父市大屋町西谷自治会。
西谷自治会では、地域づくり計画を策定中です。西谷の目標は「10年後に生活できる環境を維持すること」です。
どんな思いでこの作業に取り組んでいるのかは、すでに先日の投稿で述べたとおりですが、現在は地区内の行政区6区の全てを回って計画について皆さんのご意見をお伺いしているところです。
今日はその第2回。中間区に引き続き若杉区での懇談会でした。若杉は西谷でも一番宍粟市よりにある、最も標高の高いところで、県指定無形民俗文化財である「ざんざか踊」の文化を守り続けている地域です。
若杉の皆さんからは、地域の足であるバスがいかに重要な存在かということを中心に、地域の現状などを伺いました。西谷地区はどこもそうですが、地域内で仲良く暮らす温和な人たちが多く、終始にこやかに会合は進みます。
地区内で都会からのお客さんを迎える農家民宿を始めた方がいて、この方がおっしゃる「都会の人たちは彼らにとっての非日常を求めている」という話が印象的でした。
なぜなら、その非日常とは「カエルの声や、川のせせらぎの音、紅葉や滝」など、ここに住む人たちにとってはひどく当たり前過ぎて、気にしたことすらないものばかりだったからです。
あ、あと。どなたかから、西谷の栗ノ下地区では昔、紙すきをしていたという情報も…これは栗ノ下地区の懇話会の時に確かめないとね。
西谷には、まだまだ再発見しなくてはならないお宝がたくさん眠っていそうです。
さて、計画づくりとしては、こうした皆さんの意見をもとに計画をブラッシュアップして、地域全体の計画に反映していく作業を進めていく予定です。
計画策定の目標は9月。少し頑張らないといけなくなってきました。がんばろー!