長坂地区おたすけガイドWS

9月23日午前 神戸市西区長坂地区の防災福祉コミュニティでの、地域おたすけガイド作成ワークショップ

みんな真剣に議論中
地域おたすけガイドは、神戸市消防局が各地で進めている、地域ごとの災害時における自助・共助のためのマニュアルです。

3回〜4回のワークショップを通じて、地域独自のマニュアルを作成しようというもの。

でも実は、わが社としては、マニュアルづくりもさることながら、地域の皆さんがここらで一度地域の防災についてじっくり見直す機会になっていることの方が重要なのかもしれないと思っています。

皆さんには、災害シミュレーションと題して、雨が降り始めて被害が発生するまでの24時間を時系列で体験していただく「大雨洪水シミュレーション」と、いきなり大地震が起きて、それから避難所へたどり着くまでの3時間を体験する「大地震シミュレーション」を順番に行っていただきました。

災害への対応を1つ1つ確認しながら、災害時にどう動けばいいか、どう動けないかを確認していただき、大雨と地震の災害の違い、それぞれの災害で共助の仕組みがどう役に立つか、その違いを確認していただきました。

阪神淡路の大震災からもう22年になろうとしています。もちろん地域の会合に出ている皆さんはあの震災を直接経験している人も多いのだけれど、地域の中にはあの震災の経験のない人達も増えてきています。

大震災の被災経験のある神戸でも、その記憶は少しずつ薄れ、あの時つちかった防災意識や、災害時のノウハウも、地域の中で継承されていくのかどうかわからない。

もちろん様々な方法で後世に伝えていく不断の努力も必要だけど、一方でこうして、地域の皆さんの防災意識の見直しをするような作業も、今後の地域の安全や安心を考える上では大切なのだろうと思います。

100以上のまちづくりに関わった専門家が 日本全国、どこにでも
お伺いします。

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