2/9 西脇市職員研修
西脇市さんからのご依頼で、職員研修。全職員の皆さんが対象で、一度では入りきれないとのこと、午前と午後の2回に分けて同じ講義をすることに。
普段のお仕事の専門分野が私の関係する分野と全く違う方も多いので、なるべくどんな皆さんにも興味を持って聞いていただきたいと思いつつも…まあ、そこはそれ、本人の能力にも限界というものが…(笑
講義のテーマは「参画と協働」
参画と協働とは何なのか。なぜ今、参画と協働が必要なのか。誰とどのように協働すべきか。実は地域自治協議会は役所の協働相手なのよさ。などについて力説。
地域の皆さんのお相手をするのが苦手な職員の皆さんに、ココロが傷まないマインドセットを持ってもらおうというお話も。
担当課の課長さんは午前も午後も話を聞いてくれてましたが…両方聞いてくださるのはありがたいですが、いささかやりにくいですね。
担当職員の方は「さすがあさみさん。寝てる人いなかったですよ…」って…。それはなんか評価の仕方としてどうなのよ(笑
ちなみに、講演内容はだいたい以下の通り
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1.自己紹介
2.人口減少社会の現実
- 限界集落の現実
- 人口減少社会の現実
- 皆さんへの質問
- 発想の転換の必要性
- 過疎地域は日本の最先端
- 高齢化率が高いのは本当に問題なのか
3.人口減少時代とどう向き合うべきか
- 価値と効率の話
- 地方の商店街が疲弊しているのはなぜか
- 地方都市で効率を目指してもダメ
- 価値の向上が重要
- 価値重視の時代のマインドセット
4.変化が進む時代の「参画と協働」とは
- 人が増えたら幸せになれる?
- 人が減った方が幸せな社会を作れないか?
- 規模が小さくなると、行政だけでは対応できない
- 市民にも頑張って欲しい
- 公務員だって人の子…
- 任せられるところは市民に任せよう
- 誰の幸せのためにやっているのかが大事
5.参画と協働社会における行政と市民セクターとの関係
- NPOってどんな組織なのか
- 行政とNPOはどう付き合うべきか
- 公益を維持するには事業の継続性を見ることが大切
- 稼ぐNPOの重要性
- 市民セクターは安く事業を任せられる団体ではない
- 対立から共存へ
- 共存のための基本
- 社会関係資本について
6.納得のプロセスデザイン
- 地域の全員が同じ意見になることなどあり得るか?
- 理解と納得と共感の違いを理解する
- お互いの立場を理解できれば80%は合意できている
- 対立の中から本質を見出すことの重要性
- 合意形成においては対話と納得が重要
7.市役所職員は地域とどう向き合うべきか
- 信頼関係は共感の連鎖から生まれる
- 説得よりも共感の方が効果的
- 共感してもらえる人になる