観音堂の実測

我が社の浅見が、兵庫県さんからの委託を受け、兵庫県香美町美方郡小代区実山に集落元気アドバイザーとして派遣されています。

今日6月9日は、実山の山中にある「観音堂」が老朽化しているということで、これはなんとかしなくてはいけないという地元の方のご意見があり、まずは、現地を調査だ!ということで、地元の皆さんと、兵庫県の方と、我々とで現地調査に出向きました。

「山に登って観音堂を実測」とだけ聞かされていたので、「そんなに険しい山ではないだろう」と思いフツウにコンバースを履いていざ山に入って後悔…。険しかったデス。途中、何回も転びそうになりました…

途中までは軽トラックに乗って、ガタガタした道を移動しました。

荷台にゆられ、車で行けるところまで移動

車を降りて、40分くらい険しい山道を登りました。

ここはまだ楽に登れるところ

日頃の運動不足を痛感しながらも、懸命に山を登りようやく観音堂に到着しました。

シンプルできれいなプロポーションの建物でした。
黒く塗られているのは、雪から建物を守るためのコールタールをだそうです。

これが観音堂です
周囲は木々に囲まれています

主に栗材が使われており丁寧な仕事がされていました

観音堂の中。観音様がみえるでしょうか。

調査したところ、土台と床がかなり傷んでいました。
土台と床のやりかえが必要そうです。
土台の乗っている基礎を上げて、土台が傷まないようにする必要があります。
私たちは、とりあえず、建物の実測を行いました。

傷んでいる土台

土台と床をやり変えるには、まず、柱が土台にほぞで埋め込まれているため、上屋をジャッキアップする必要がありそうだという地元の大工さんの意見でした。

とても大きな材料や、工具を持って上がって来れるような道ではない為、まずは道を整備する必要がありそうです。
お金の問題もあり、どう修復するか?かなり難しそうです。
でも、村の大切な建物なので、なんとか修復に辿り着けるよう、これから地元の皆さんと考えていく必要がありそうです。
しかし、こんな山奥にどうやってこの建物を建てたのでしょうか?兵庫の三仏寺投入堂と呼びたいです。

こば

2010.06.09

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