神戸市垂水区のＯ様より、マンションのリフォームの設計ご依頼をいただきました。
実は、７月頃からお話はいただいていただいたのですが、Ｏ様が夏休み中が忙しいということで秋になってから、設計打合せをさせていただきました。施工は３月〜４月のご予定。お子様の春休みに合わせて施工したいとのご希望です。
築15年程度のマンションですから、建物の竣工図があるのかと思いきや、お施主さまは、住宅販売時のプランしかお持ちではありませんでした。そこで、マンション管理組合さんを通じて管理会社さんに図面がないかとお尋ねしようとしたのですが、これまた、ちょうどマンションの管理組合と管理会社とがモメているところだったりして、詳細な図面が手に入らないという事態に突入しちゃいました…（※1）
ま、こういったことはよくある話なので、図面の入手はあっさりあきらめて、早速マンションの室内の実測をさせていただいてきました。実測作業そのものは、マンション１室だとだいたい半日強ぐらいで片付きます。このあと２日ぐらいをかけて実測結果を詳細図にしていけば、リフォームのもととなる現況図が完成。これをもとにリフォームの計画をお施主さんと私たちでつくり上げていきます。
Ｏ様のご希望は、玄関を明るくしたいこと、一番上のお子さんに個室を与えたいことなどがご希望です。中規模のマンションでは、玄関は面積的にとことん切り詰めて作ってあることが多く、お子さんの多いご家族では、どうしても玄関がごちゃごちゃっとしてしまいます。Ｏ様のところでもそんな感じでした。そこで玄関スペースを思い切り広くとって廊下側の窓を取り込むというアラワザを使い「玄関を豊かな空間にしてしまえ」という計画を進行させています。Ｏ様のご希望によりなかなか大胆なプランができつつあります。ちょっと面白いことになりそうですよ。
（あさみ）
※1 竣工図面は結局、後日マンション管理会社の担当の上司という方に掛け合ったところ、割合にスッと出てきました。が、やっぱり私たちが実測した方が確実そうなので、実測データをもとに作業をしています。
2010.10.25